織物が無い「インド美術史」(3):マウリヤ時代

公開日: : 最終更新日:2014/08/26 インド織物の歴史 , ,

前回に引き続き、織物を含まない既存の「インド美術史」について紹介していきます。今回はマウリヤ時代及びポスト・マウリヤ時代を取り上げます。

紀元前4世紀に起こったマウリヤ王朝において、第三代アショーカ王はインド亜大陸で始めて統一国家を築きました。しかし、アショーカ王は統一戦争における大量殺戮の反省によって仏教を信仰するようになり、仏教の啓蒙や造形活動を後押ししました。この頃は仏教美術の草創期で、彫刻などが残っていますが、未だ仏像は製作されない無仏像時代でした。

ポスト・マウリヤ時代に入ると、政権は安定せず、短命な王朝が続きましたが、社会不安定も背景にあって仏教はインド各地に浸透していき、ストゥーパ(仏塔)が多く造営されました。守護神像など仏像や仏教説話図(仏伝図など)が多く作られました。

織物が無い「インド美術史」(4):クシャーナ朝

pracyaの手紡ぎ手織物カーディーのインドストールも宜しくお願い致します。

参考文献
[1] 金子典正編(2013)『芸術教養シリーズ4 朝鮮半島・西アジア・中央アジア・インド アジアの芸術史 造形篇II』幻冬舎
[2] 宮治昭(1981)『インド美術史』吉川弘文館宮治昭(2009)『インド美術史』吉川弘文館

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