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インド織物の歴史:(7)インド独立への道と現代の織物業

インドの民族的自覚

イギリスのインドでの圧政が続く中、インド民族はイギリスに抵抗し、19世紀半ばに「セポイの大反乱」を起こしましたが、失敗しました。これを機にイギリスはインドを本国政府の直接支配下に置くようになりました。ムガル帝国は海外の文化を取り入れつつインド文化を庇護し、新たなインド・イスラム文化を発展させました。一方でイギリスは本国産業重視に傾倒していました。

インド人資本家による紡績工場がボンベイやアーメダバードに出来、イギリスはインド人資本の紡績工場製品に「綿布国産税」を課して抑圧しようとしましたが、抵抗運動が強まり、「スワデーシー運動」(国産品愛用運動)が広がり、それがやがて「スワラージ」運動(自治)となっていきました。

独立後のインド

インド独立当時は伝統的な手工業が衰退していましたが、ガンディーとクマーラスワーミーの思想の影響を受け、行政レベルで織物業を文化資源として位置づけ、手工業の復興・保護・育成に努めています。この手工業重視がインド織物の国際ブランド化を阻害している側面もありますが、着実にインド織物は発達し続けています。

参考文献
畠中光享編(1993)『インド染織美術―畠中光享コレクション』京都書院

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