唐草模様の変遷と意味

公開日: : 最終更新日:2014/08/26 デザイン・文様 ,

唐草模様の変遷

図1のような唐草模様自体は極めて有名で世界中で見られますが、そのルーツがエジプトのロータス(睡蓮)にある事はあまり知られていません。

唐草模様
図1:唐草模様
出典:Wikipedia「唐草模様」

エジプトのロータスは、図2のようなギリシャにおいてパルメットと呼ばれる「シェロの葉」が扇型に開いた文様へと変化しました。

パルメット
図2:パルメット模様
出典:Wikipedia,”Palmette”.

更にパルメット模様は、図2のアカンサス(葉あざみ)という形になり、ビザンチン、サラセンなどを経由して現在の唐草模様へと変化していきました。

アカンサス(葉あざみ)模様
図2:William Morris, Acanthus wallpaper, 1875.

唐草模様の意味

唐草模様の意味にも諸説ありますが、主流なのは「永遠」・「無限」を象徴するという考え方です。仏教やヒンドゥー教においても聖性を持つ花として考えられており、螺旋状の形が永続性を意味していると考えられています。

佐藤(1986)は、漢の雲気文もルーツは異なれど同様の形・意味を持つものであり、永続性の象徴として唐草模様は位置づけられると指摘しています。

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参考文献
[1] 佐藤百合子(1986)「インド更紗・ジャワ更紗にみる模様、構成の特色について」『研究紀要(文化学園大学)』Vol. 17, pp. 15-27
[2] 城一夫(1995)『西洋染織文様史』朝倉書店

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